基礎をしっかり抑えて慣れれば誰にでもできます
初心者がブログに取り組むときに必ずつまづくのが
SEOの正しいやり方がわからない
ということです。
とりあえず書くことが大事!
と初心者のうちにSEOを学ばず記事を書いていては、
検索順位も上がらず収益も発生せず、
挫折する要因になります。
初心者でも、最低限のSEOの知識ら学んで記事を書きましょう。
理由は後述しますが、結果SEOブログで稼ぐための近道になります。
こちらの記事で学べること
こんなひとにオススメ
ブログを始めたい
ブログを始めたばかり
SEOが分からない
それでは順番に解説していきます。
SEOとは、Search Engine Optimization の頭文字をとった略のことで、一言で言えば、
検索エンジン最適化
となります。
具体的には、Googleなどの検索エンジンで自社サイトやブログが検索で上位表示されるための仕組みのことをSEO、
そのための技術のことをSEO対策と呼びます。
SEO対策が適切に施されていると、Googleの検索結果で自社サイトが上位表示され、
検索流入が増えることで多くのユーザーを集客することができます。
逆に、SEOを無視すれば、Googleの検索結果で上位表示されず、
いつまでたっても必要な集客が成り立ちません。
サイトやブログは基本集客したユーザーへのセールスが目的ですから、
集客をするためのSEOの知識、 SEO対策をほどこすことは大前提として最重要になります。
SEOとは、自社サイトやブログで上位表示されるための仕組みのことです。
大前提として、上位表示されるには、以下のようや条件下を満たしてる必要があります。
検索する目的をもったユーザーに対して、解決方法や答えなどの有益な
情報を提供できるコンテンツである
当たり前ですが、ユーザーが検索する言葉がキーワードであり、
そのキーワードを現在したユーザーの検索意図の解決を満たす記事こそが、
上位表示される記事となります。
SEOで上位表示を目指すには、Googleに評価されないといけません。
その上でGoogleが掲げる10の事実を理解しましょう。
Googleが掲げる10の事実はGoogleの理念そのもので、
これは検索順位を決めるアルゴリズムの決定に大きく関わっているはずだからです。
https://about.google/philosophy/?hl=ja
詳細は割愛しますが、SEOの視点から要点を絞ると以下となります。
Googleが掲げる10の事実
徹底したユーザー視点
スピード重視
他サイトからの評価の高さ
モバイルファースト
検索順位はお金では買えない
すべての言語でアクセスできる
「10の事実」の冒頭にある
Google は、当初からユーザーの利便性を第一に考えています
という考えが、Googleの検索順位を決めるSEOについて、重要なんだとわかります。
Googleでは、クローラーと呼ばれるロボットが、インターネット全体をクロール(巡回)し、
新しくできたサイトなどを日々探して見つけています。
Web上では1秒ごとに何百ものWebページが公開されるため、クローラーは毎日無数のサイトを巡回しています。
クローラーが最初に見つけるのはサイトの玄関であるトップページで、
ここで自サイトを見つけたクローラーは内部リンクなどを通じて自サイト内を巡回します。
クローラーが見つけてきたサイトは、Googleのデータベースに登録(インデックス)されます。
買ってきた本を本棚に格納するイメージですね。
Googleは関連性などをもとにもっとも適切な場所に情報を登録します。
日々我々が検索しているのは、この本棚の中から自分の知りたい情報を探していることになります。
言い換えれば、この本棚に自サイトが登録されない限り、永遠に検索結果に表示されない
ということになります。
Googleの検索エンジンは、ユーザーが検索したキーワードを元に、
200以上あるアルゴリズムを決める要素を活用して、
情報を登録した本棚の中からユーザーにとってもっとも
最適なサイトを表示させています。
これは、Googleが200以上もある評価基準にて各サイトを採点し、
総合得点によって検索順位が決まっています。
SEO対策には、大きくわけて
- SEO内部対策
- SEO外部対策
- コンテンツSEO
の3つに分かれます。
SEO内部対策とは、
自社サイト(ブログ)の内部で行うSEO対策
のことです。
内部対策の目的は、サイト内部の構造を整えることで、
検索順位を決める大きな要素である以下3点で高い成果を得るためのものです。
SEO内部対策
クローラーに見つけられる
インデックスされる
200を超える要素で構成されるアルゴリズムに評価される
SEO内部対策は、以下2点を実現することを目的としています。
- クローラーのサイト内の適切なクローリング(巡回)を促すこと
- クローラーがサイト情報を適切にインデックス(登録、保存)することの実現
SEO内部対策の一つ目は、検索エンジンの巡回を促すクローラー対策です。
SEOでまずはじめに実現するのは
クローラーに発見されること
なので、web上を巡回しているクローラーに発見されるための手順を解説します。
XMLサイトマップを作る
XMLサイトマップとは、
サイト内の構造、および画像や動画などのコンテンツを
検索エンジンに素早く正確に理解してもらうためのファイル
です。
サイトマップは以下のようなコードで作成できます。
複雑ですが、自動生成ツールで簡単に作れますので安心です。
以下の条件に当てはまる場合、よりXMLサイトマップによるSEO対策が有効なので参考にしてください。
メモ
サイト内リンクができていない
500ページ以上ある
外部からの被リンクが少ない
画像や動画が多い
内部リンクを最適化する
内部リンクとは、おなじサイト内でページ同士を紐づけるリンクのことです。
他のサイトへ飛ぶリンクのことは外部リンクといい、あくまで同じサイト(ブログ)内に
飛ばせるためのリンクのことを内部リンクと呼びます。
内部リンクを最適に設置することで、以下のようなメリットがあります。
ポイント
クローラーがサイト内を巡回しやすくなる
関連性の高いページ同士がつながることでコンテンツの評価が上がる
ユーザーが関連性のある情報へ回遊しやすくなる
検索エンジンのクローラーは、自サイト(ブログ)に入ってきた際、リンク間を行き来しながらサイト内を巡回します。
そのため各ページを内部リンクでつなげておくことで、よりサイト内の巡回が容易となり、
サイトの評価を上げやすくなります。
内部リンク設置の際の注意点
関連性の高い記事をリンクする
わかりやすいリンク名にする
など、ユーザーにとってメリットのある形でリンクをつなげることで
自サイトからの離脱を阻止しましょう
パンくずリストを設置する
パンくずリストとは内部リンクの一部で、今ユーザーがサイト内の
どの位置にいるのかを表すものです。
名前の由来はグリム童話の「ヘンゼルとグレーテ」で、迷子にならないよう森にパンくずを
置くエピソードからこの名前がついています。
パンくずリストはユーザー目線で言えば、前のページに戻ることを助けたり、
今自分がどの位置にいるかを把握することができます。
また、クローラーが巡回する際にも、サイト内をわかりやすく巡回するための手助けにもなります。
SSLを運用する
SSLとはSecure Sockets Layerの略で、WebサイトのURLをhttp→httpsに暗号化することをいいます。
暗号化することで、個人情報やデータの保護を行うことでGoogleからの評価を担保します。
Googleは2017年1月に個人情報保護の観点から、
httpsに暗号化されていないサイトには警告を表示する
とアナウンスしています。
逆に言うと、SSL化してないサイトの場合はGoogleからマイナス評価を受けることで検索順位に悪い影響を
与えますので、必ずSSLに暗号化しましょう。
URLを正規化する
URLの正規化とは、サイト内に複数あるURLを1つに統一することを指します。
サイト(ブログ)によっては、おなじサイト内でも違ったURLを複数もつものもあり、
検索エンジンが同じものとして認識しないことで評価が分かれることがあります。
これではSEOの観点から見ても非常に不利です。
このようなSEO的なマイナスを補うため、
Googleが最も代表的と考えるページへの統一することをURL最適化と呼びます。
URL最適化は、以下のようにGoogleが言及しており、SEOの観点からも非常に重要です。
ポイント
ユーザーによってリンクする URL のバージョンが異なることのないように(そのコンテンツに対する評価が URL によって分かれる可能性があります)、ページの構造や内部的リンクで 1つのURL を使用し、参照するように注意します。
クローラーの巡回を助ける内部対策が終わったら、今度は訪れたクローラーに、
サイトの内容を正確に伝えることで、SEO的に正しく評価させます。
タイトルにキーワードをふくめる
まず、サイトや記事のタイトルにキーワードを正しく設置してください。
Googleに自サイトやブログの内容を伝達するための重要な部分です。
必ずタイトルには対策キーワードを盛り込みましょう。
左に近い位置にキーワードを設置すればするほどSEOの観点から有利です。
特に、以下の3点が重要ですので必ず実現しましょう。
重要なポイント
キーワードはなるべく左詰めで設置
タイトルの文字数は28文字から32文字にする
対策ワード同士は接近させる
meta description(メタ ディスプリクション)を最適化する
meta description(メタ ディスプリクション)とは、
検索したサイト一覧が出てきたときに表示される、Webページの概要をHTMLで記載したタグのことで、
別名スぺニットとも呼ばれます。
ユーザーと検索エンジンに概要を伝える役割を果たしています。
meta description(メタ ディスプリクション)は、
- 検索結果におけるクリック率が変わる
- 検索エンジンにページの内容を伝える
役割のはたしていて、Googleも以下のように記載することをススメています。
ポイント
メタディスクリプションは、ユーザーが見るページには表示されないため放置されがちですが、質の高い説明は Google の検索結果に表示されることがあり、検索トラフィックの質と量の改善に大いに役立つ可能性があります
見出しタグで文章構造をハッキリさせる
見出しタグとはh1、h2などHTMLのコードのことで、h1~h6まで段階があります。
クローラーがサイト内を巡回しけたとき、
どんな内容が書かれているかを適切に把握しやすくするために必要です。
また、ユーザー目線で見ても記事の内容が整理して分けられているため、
今自分がどの段階の文章に目を通しているのかを把握しやすくなります。
見出しタグは、若い数字から順番に設置してください。
- h1→大見出し
- h2→大見出しの内容をさらなわかりやすくジジャンルわけして記載
hタグを適切に設置することは、以下のようにGoogleも推奨しており、
SEOの観点からも大切です。
画像のaltタグを適切に行う
画像を挿入する際に大事なのが、altタグ(代替テキスト)を正しく使うことです。
altタグとは、画像を説明するためのテキスト(文字)のことで、
Googleはaltタグを参考に画像がどんなことを表しているのかを判断します。
altタグの設定はHTMLで<img src=”image.jpg” alt=”画像の内容” />のコードを入力します。
良い例:<img src=”pupy.jpg” alt=”腕を組んで悩むサラリーマン” /
のように、詳しく説明することが大切です。
altタグの他にも、画像にたいするSEO対策として以下が重要なポイントなので覚えておきましょう。
ポイント
画像はオリジナルを使用
ファイル名は画像に関連するものに
標準の画像形式を使用
関連するテキストの近くに設置する
SEO外部対策とは、
外部のサイトから評価され、自サイトをシェアしてもらうための対策
です。
外部対策の目的は、外部サイト内にシェアされることで自サイトの力をあげるための、
- 被リンク
- サイテーション
を獲得するための対策です。
被リンク
被リンク(バックリンク)とは、外部のwebサイト内に自サイトの
リンクを張ってもらうことです。
被リンクは、他サイトやブログなど、web上に貼られたものが対象で、
SNSなどに貼られたリンクは被リンクとしてカウントされません。
外部対策のメインはこの被リンクをより多く獲得することで、
被リンクが多ければ多いほど自サイトを強くしてくれます。
サイテーション
サイテーションとは、web上でサイト名や会社メイン、電話番号などに言及されることをさします。
例えば以下のように、外部サイト内で自サイトの情報に言及されることなど、SNSでの共有など、
オンライン上で行われる自サイトのすべてがサイテーションにあたります。
SEO外部対策が重要なのは言うまでもありませんが、どうして重要なのでしょうか。
ここまで説明してきた通り、被リンクやサイテーションはあ外部の評価であって、
自分でコントロールできるものではありません。
つまり、Googleが大事にしている「ユーザー目線」にとって、
外部からの評価、第三者からの評価が高いサイトは、価値が高いと判断されるからです。
自分でコントロールできない分難しい外部対策ですが、
その分被リンクなどを獲得できることはSEO対策の観点から非常に重要だと言えます。
ここからはSEO対策をする上での、メリットとデメリットについて解説していきます。
ここまでSEO対策の基礎を学んできましたが、
SEO対策をすることで生じるメリットについて解説します。
中長期的な流入
SEOは検索上位をとるまでには非常に時間がかかりますが、
一度上位をとってしまえば、定期的なメンテナンスのみで集客をし続けることが可能で、
その検索ワードがWeb上で検索される限り、長期的な集客が見込めます。
費用対効果が高い
SEO対策に成功して、狙ったキーワードで検索上位をとれた場合、
大きな広告費などはかけず、サイトのメンテナンス用の人件費のみで
大きな集客を得ることが可能です
購買意欲の高いユーザーを集客できる
Webが普及した今の時代の購買モデルのAISAS。
これは以下のようにユーザーが商品を購入するまでの流れを表していて、
その頭文字をとった言葉なのですが、その中に購買行動や消費行動(Action)を起こす直前にSearch、
つまり検索行動があります。
AISASの購買モデル
Attention(注意)→ Interest(関心)→ Search(検索)→ Action(購買)→ Share(情報共有)
現代のユーザーは何か商品を購入するまでに必ずといっていいほど検索という行動をしているため、
検索をした上で自サイトに訪れたユーザーは、すでに購買意欲が高まっているユーザーであるということが言えます。
ブランディング効果が高い
SEO対策のメリットでわすれてはいけないのがブランディング効果です。
とある企業の調査では、何かしらのキーワードで検索を行った際、上位表示されているサイトには、
80%ものひとが「良い印象を持つ」と答えました。
これは、SEOで上位表示されているサイトはGoogleから評価され、信頼性が高いサイトだと
多くの方が考えているからで、上位表示されることでさらにサイトの信頼性、権威性が増し、
大きなブランディング効果につながります。
次に、SEO対策をする上でのデメリットについて解説していきます。
成果を出す難易度が高い
検索順位を決めるGoogleのアルゴリズムは一切公表されていません。
そのため、成果を100%保証することは誰にもできず、日々検証と改善が必要です。
また、企業サイト、個人ブロガーなど多くのひとびとが検索上位を狙ってしのぎを削っているため、
キーワードによっては上位をとるのほぼ不可能な場合もあります。
成果が出るまで時間がかかる
あたらしく立ち上げたサイトをGoogleに認知させて評価されるには、
最低半年は時間が必要だと言われています。
SEOはクローラーの巡回によってサイトを発見させ、インデックス(登録)されることで
はじめて自サイトを認識されるので、世界中にごまんとあるサイト、さらに毎日大量に
あたらしくできるサイトの中から自サイトを見つけられるには、
最低半年、年単位で取り組む覚悟が必要です。
アルゴリズムの変動を受ける
Googleは、不定期に検索エンジンのアルゴリズムをアップデートします。
これは、Googleが常にユーザーの利便性を追求していることで、
その時その時にあったもっとも良質なサイトを上位表示させるために行うもので、
過去パンダアップデートやペンギンアップデートと言われる大きなアップデートが行われたことで、
検索上位だったサイトがいきなり圏外に飛ばされたりといった現象もおきました。
我々はGoogleの中にサイトを運営していますので、このようなGoogleによって
アルゴリズム変更が行われた時、大きく影響を受けます。
いかがでしたでしょうか。
この記事では、
- SEO対策の基本
- Googleが掲げる10の事実
- SEOで検索順位が決まる仕組み
- SEOの種類
- SEOのメリットとデメリット
について解説してきました。
日本のWebサイトはそのほとんどがGoogle上にあり、
Googleの仕組み、特に検索順位を決めるためのSEOの知識は必須で、
これからも繰り返されるアップデートに備え、日々学びながら検証を
繰り返していく必要があります。
こちらの記事はSEO対策の基礎知識、を初心者にもわかりやすく詰め込みましたので、
理解できるまで何回でも読み返すことをおススメします。
この基礎知識を踏まえた上で、具体的なSEO対策のやり方について学び、実践していきましょう。