副業、と聞くと本業のかたわら本業以外で収入を得ることを指しますが、
「本業をしっかりやって空いた時間に」と考えていては稼げるようになるのは
非常に厳しいです。
どういうことでしょうか?
これをお読みいただく方はこのポイントを理解いただくことで、
「稼げない」から脱することが出来ますので、最後までしっかり
お読みいただき、理解を深めてください。
すっかり副業気運が高まった2022年ですが、高まる気運を背景に、
十分副業について理解ができていないひとがどんどん増えているように感じています。
この後詳しく解説しますが、企業の解禁などで副業に取り組みやすくなった半面、
副業にたいして正しく理解していないことでより稼げないひとを多く生んでいるような印象です。
この記事をお読みいただくあなたは、そこをしっかり理解して「稼げない」を回避しましょう。
副業とは?を考えよう
まず初めに「副業とは?」を考えてみましょう。
「そんなことわかってるよ」と思うかもしれませんが、
稼げない大半の人は副業を大きく勘違いしていると考えています。
どういうことでしょうか。
副業を辞書で調べると、
「収入を得るために携わる、本業以外の仕事」
と出てきます。
概ね我々の認識と相違ないですが、本業以外の仕事のこと、ですよね。
本業と副業の違う点はさまざまありますが、大きく違うのは
ほっといても仕事をもらえるかもらえないか
です。
本業は会社に雇われ、仕事をもらって給与を得ています。
逆に、副業は基本自分が雇い主、厳密に言えばクライアントに
雇われるケースもありますが、基本的には仕事を自ら探し、
考えてこなしていく必要があります。
当然給料だって保証されていません。
その分稼ぐことも可能かもしれませんが、
安定からは程遠いのも副業
の特徴です。
収益を得るまでにとても大変で、安定しない。
ここまでは、大半の人がイメージ通りだと思います。
それではここから、世の中の人が本業や副業に使ってる時間の
アンケート調査の結果を見てみましょう。
本業に関しては、普通の一般企業で残業しなかったケースで算出しました。
本業の平均稼働時間
本業はというと、1日8時間の週5日間勤務なので、
1週間の総労働時間は約40時間
になります。
フレックス性の方などは違うかもしれませんが、
平均年収前後の方は大体このくらいかなと思います。
では、副業に関してはどうでしょうか。
副業の平均稼働時間
2021年に実施したパーソナル研究所の調査によると、
平日の平均が2.56時間。休日の平均が4.48時間。
1週間換算すると約21時間程度
になり、本業に対して大体半分くらいに
なるのがわかります。
本業ありきで隙間時間に副業してる人が大半なので
腹落ちする内容ではありますが、ここでひとつ疑問が湧きます。
会社のように雇われて仕事をもらえる環境でなく、
自ら仕事を探さないといけないより厳しい環境、しかもフリーランスの
方などライバルも多い副業で、本業のはんぶんしか皆時間を使っていない。
ここに強烈な違和感を覚えます。
副業は本業以上に環境が厳しい
本業よりシビアなのであれば、本業以上にコミットしないと収益につながるわけがない。
さらに言えば、本業以上にコミット」しても、本業以上の収益になるかわからない。
それが副業です。
ここを大きく勘違いしてる人が多いように感じます。
私の考え方は、本業が二つ
です。
1日24時間しかない中で、双方の最高成果地点を取るために何をすべきなのか。
ここから考えることが大切です。
つまり、より厳しい環境の副業には、本業と同じかそれ以上のリソースを投下する
必要がある。それが標準、ぐらいの考え方でちょうどいいかなと思います。
いかがでしたでしょうか?
近年の副業気運の高まりにより
「本業のかたわらスキマ時間で稼ぐもの」
という意識が定着してしまった副業ですが、
本来、会社に属さずお仕事をいただくというのは本当に大変なものです。
クラウドワークスなどプラットフォームの充実により大変仕事をしやすくなりましたが、
「本業にスキマに軽く」などと甘い考えではしっかりと収益化することなど
難しいのは間違いありません。
本業以上に本業。
この意識を忘れないようにいきましょう。